日本は既に、格差社会となっている
将来日本は、中間層が減少し、富裕層と貧困層の2層に分断される。という話を聞きますが、
これって将来の話でなく、すでに現在起こっている事象だと思っています。
それを象徴するのが
【物価高で、生活が苦しくなる】
という世間の論調ですが、果たしてこれはどういうことなのでしょうか?
この事象を、富裕層と、貧困層、それぞれの視点で見ると、評価が異なります。
■富裕層視点
・富裕層が所有している、株・不動産・その他の収益資産は、物価高ととも値上がりします。
あえて単純化して例えますが(実際は複雑なので・・・)
総額1億円分、株・不動産等の収益資産を所有していた場合、2割円安となると、
資産は1.2億円となります。何もせず、2000万の資産増です。
・株や不動産を持っていない人達は、物価高に伴い、生活費の支出が増えます。
仮に毎月30万円の支出の方は、2割の物価高で、36万の支出となります。
しかし、コストプッシュ型の物価高の為、給与は変わらない。
さらに言えば、社会保障費や税金UPに伴い、実質賃金は下がります。
結果、物価高分の倹約(支出カット)をすることになります。
これが、世間でいう「物価高で、生活が苦しくなる」の実態です。
<結論>
「物価高で、生活が苦しくなる」は、貧困層視点では正しい。
しかし、収益資産を持つ富裕層視点では、別に苦しくならない。
なぜなら資産が増えるから。という事象がすでに日本で起きている。
したがって、日本はすでに「富裕層」と「貧困層」の2層分断されている社会である。
と言えます。
個人的な感想・・・
いつの時代も格差はありました。
日本に限りらず、世界中で農耕が始まった時点で、格差は発生し、時間とともに拡大してきました。
日本で言えば、第二次大戦の敗戦で、GHQによる財閥解体などにより、一時的に格差が解消されましたが
その後の平和な期間で、またゆっくりと格差が大きくなってきた。という状況なのでしょう。
個人では、このマクロの流れは止められませんので、少ないながらもコツコツ資産を購入していくほか、この流れに抗うことはできないと思います。
株や不動産を購入するもよし、起業して自分の会社に投資するもよし。
もう会社員の労働収入だけで豊かに暮らす。という時代は終わった。
としっかり認識することが豊かになる第一歩と自らに言い聞かせることが大切だと思うのです。